フレーズ

言葉は、基本的にそれを「自分のものだ」と思い込める人によって使われていくものなので、その才能がなかったり、あるいは不可視になってしまうならば、無限に逃げ続けるか独自に言葉を作っていくしかない。
自衛や自戒としては、言葉に自分を寄りかからせることはあっても、それはいつか崩れてしまうものだ、と思っておくことと、「自分のもの」という部分をできるだけ削りながら言葉と付き合っていくこと、だろうか。