免罪符

ここ数日気になってるのはこれだった、と気付けたので書いとく。とりあえずid:NOV1975さんには感謝。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/pbh/20070612/1181630082

2007年06月12日 NOV1975 NOV1975 communication 今回の件で免罪符という言葉はNGワードだと思う。NGというか的外れ。

まためんどくなるので逐一書いておくと、このコメントが正しいかどうかは検討していませんしするつもりもありません。
で、何がと言うと「免罪符」といったフレーズや、同じような意味の物言いは結構お手軽に使われているけれどもよくよく考えるとずいぶんな用法じゃねぇかな、と思っていたのであった。
免罪符の広辞苑*1な意味や歴史的な意味はおいておくとして、リンク元エントリのような「免罪符」というフレーズの用法を解釈してみると

  • 相手(言及対象。以下「相手」)は罪を犯している、と意識している
  • 相手は罪から逃れたい、と思っている
    • フレーズ使用者側のニュアンスとしては「罪を許してもらいたい」の方が近いか?
  • 相手は免罪符というものを手に入れれば罪がなくなる、と考えている
    • ここでの「罪がなくなる」は原罪のようなものか、法律的なものか、それともどこかにあるマイルールにおける罪なのかはわからないが、フレーズの使用者がその都度テキトーに決めると思われる。
  • 相手は「何か」を「免罪符」である、と認識している

とまあ、「免罪符」というフレーズが使用されている文章を読んでいるとこんな具合のことを本文から読み取ることが多いのでそういうもんだと思っている。
で、こういう用法は(他人に対して使うのなら)随分相手のことをよく把握していらっしゃるなあ、と思うことが多く*2、ここ数日それについてぼんやりと考えていたのであった。
俺は特に思い入れが無いので「免罪符」という言葉がどう使われようとそれほど気にしないけど、今現在の認識としては「免罪符」というフレーズを説明無しで使う人は自他の区別がついていないか、極々わずかな情報からあらゆることを読み取る能力を持ったエスパーだと認識するようにしている。で、これと似たような感じのフレーズは結構あるかも、と思っていたりしたのだった。フレーズとしてはぱっと思い浮かばんけど。
ん、言語化できた。でもちょっと作り置きの文章を繋ぎ合わせただけみたいな感じで良くはないな。あとエスパーは悪の巨大組織に命を狙われがちなので心配。

*1:「辞書的」をネガティブに表現した俺言語

*2:相手が言っている内容から上のような推測が成り立てば妥当なんだろうが、そういった情報がわかりやすく提供されることは俺の観測範囲内では少数派