言葉

以前こんなことを書いていたが、ここでwebの流行造語とは違う、と俺が言おうとしているのは「新聞に載っている囲碁大局の解説(言語)」かな、とか思った。といっても俺は囲碁知らないんだけど。
囲碁用語一覧 - Wikipedia
こんな感じ。
朝刊の片隅に暗号のような動詞や名詞が並んでいるのは結構異様なものもあり、それでいて感心もする。俺がそういうのを見て面白いと思うのは、外国語や記号、非日本語的(ハナモゲラもこの範疇)な奇抜さに頼らずに、常用の日本語っぽい言葉を暗号化しているのがすげぇな、と思う。「トぶ」とか「アテる」とか、普通の日本語なんだけどその場(囲碁解説)でだけ、明確な独自の意味を持っている、といったような。
こういったものに比べると、webで流行るフレーズや造語というのは随分と曖昧で軽いよな、と思ったりする。よく「専門用語を使ってわかったようなフリをしやがって」といういちゃもんがあるけれども、囲碁解説的なものよりはwebの流行り言葉のほうにそれが向くべきだよなー、とか思った。別に向かなくてもいいけど。

2007年06月20日 double-line double-line 囲碁は、実は駆け引きの手本になると思っています。やってみると案外面白い。
WEB流行り言葉は情報流動性や流通性の問題かも? cf.コミュニティ内でしか使用されない。

将棋はなんとなくわかるんですけどねえ。わかるようになれば新聞読む楽しみが増えるので嗜むべきかもしれない。web言葉のほうは、人が多いことによってどうこう、というのもありつつ、「会話の目的」によって言葉の扱い、作法も変わるっつーことなのかな、とか考えています。
目的がはっきりしていれば他ジャンルでも囲碁のような言葉使いはあるし、目的がなければweb言葉のような言葉の扱われ方はそれほど珍しいことでもないんでは、といったような。