そろそろ男の子牧場について一言言っておくか(あるいは草食系男子に関する希望的観測)

基本的な解説はキーワードとGoogleに任せるとして、「男の子牧場」なるものがあるらしいぞ、という情報が広まり、それがなんだかんだと面白がられる様子を見ていた。面白かった。
面白かったんだけど、日頃ホモソーシャル内のグロテスクな会話*1に巻き込まれてグエェーとなっている身*2からすると、牧場で飼育するのもむべなるかなといった気分になるし、当然そういう方向から男女の非対称性の話になったりもするだろうなー、と幻視したり実際なったりした。
身勝手に言ってしまうと、非対称性の話になってしまうと俺のグエェーといううめきが行き場を失ってしまうので困る。けどそれは語られなければならないよなーとも思う(「はしたない」みたいな方向が妥当かな、と思っていて、そういう方向に話が伸びたりもしたようなのでほっとした)。
まあそれはいいとして、「草食系男子」という言葉が盛り上がっていく過程において自分が希望的観測として持っていたのは、その盛り上がりが「性風俗*3の話題のみで駆動するコミュニケーション及び人間関係」みたいな文化への*4反抗のように思えたということで、その盛り上がりの末に「男の子牧場」が登場したかと思うと、なかなか皮肉がきいているな、などと思った。

*1:例えば道行く女性をひたすら採点するコミュニケーションであるとか、「どの(どんな)オンナとヤリたいか」だけで駆動する会話であるとか

*2:一応書いとくと筆者はヘテロ男性

*3:と車とパチスロ

*4:男女双方からの