呼称としての氏について

参照 http://twilog.org/tweets.cgi?id=setofuumi&word=%E6%B0%8F

まあ基本的にはオタク方面*1の用法を真面目に使うとむずむずしますね、というところがあったりするのだが、そこだけではなくて「インターネットで何かしらを書いている人に対する一般的な呼称」として用いられてるのがなんだか違和感ある、という話。

これは多分少しだけ実名匿名論争とも絡んでいて、俺の中で「パブリックな"氏"の用法」というのは何らかの肩書きとか責任を負っている場合に限られる、という感じ。
例えばtwitterなら津田って人*2という有名な人がいるけれども、彼が仕事(ジャーナリスト)として活動している分野や、それに関連する活動、postへの反応として「津田氏」と呼称するならわかるんだけど、どうでもいい日常的なpostや専門外のことへの単純な感想を挙げる場合は「津田さん」「津田って人」の方が適正だと思っている。
もっと言うと、実名を出していなくとも職業や立場を明確にしている人の、その分野への言及なら「〜〜氏」でいいと思うし、逆にある程度有名でも特に文責とかなしに「ニュースを見たり新聞社説を読んで適当に一言コメントする人」*3に対して「〜〜氏」と言ってしまうとちょっとばかり違和感がある。
まあ「社説を読んで一言コメントする」のならワイドショーのコメンテーターという前例があるのでわからんではないんだけれども、特にそういう類似なしにインターネットで適当なコメントをしているだけの人を「〜〜氏」と呼んでしまうと違和感があるし、おもしろおかしいことやどうでもいいことを書いている人にならなおさら、という話でした。

*1:最近だとSteins;Gateで音声として聞けた

*2:http://twitter.com/#!/tsuda

*3:ここはまあテレビでコメンテーターという職業が成立しているのでネットでも成立する、という立場なら理解は出来るが