はてな選民話

http://d.hatena.ne.jp/laddertothemoon/20061010/p1
ここでブクマコメが引用されていたので反応。時期外しているし既に色々と言及されているので少し思ったことだけ。

はてなキーワード、についてだが、確かに辞書として、役に立ってくれている面もある。
しかし、はてなを知らない人に言葉の意味を教える「用語辞書」という役割では、
はてな初心者の自分にとって、決して親切ではないな、と思った。
特に「はてな用語・はてな方言」に関しては、理解するのに必要な知識を持っていること、
を前提として書かれている場合が多い気がした。

万人*1に親切な辞書、ここで言われている「遊び心」の無い辞書というのはアカシックレコードくらいしかないんじゃないでしょうか。あと「現代用語の基礎知識*2というのは他の辞典、辞書とどう違うのか、とか。いや違うんだけど、辞書にも英和も和英も英英もあるし、国語辞典の中にも「過去文献のまとめ」程度だったり、その中でも一年間のまとめだったり50年くらいのまとめだったり100年くらいのまとめだったり色々あるよね、という。それから「新明解国語辞典」は色々ネタにされているよね、とかhttp://www.hmt.toyama-u.ac.jp/chubun/ohno/jisho.htmで書かれていることであるとか。


それから、laddertothemoonさんがはてな(で起こっている現象)を見てあれこれと(個人の言葉で)規定してみるのは真っ当だと思うんだけど、どうも「はてな」と何が比較されているのか、何と対になっているのかが気になる。

わかる人、わかりたい人だけが、どんどんはてなのサービスを使いこなし、はてな方言を操り、はてなの世界で悠々と自由に羽ばたける

こことか、部分的に反転させると何だか怖いことを言ってるような気すらするし、それが「プライド」とか「選民」とかに繋がっていくのもよくわからない。以前書いたわかる/わからない(言葉の難易)問題ここらへんの感覚に近い。
ただ、これは俺が、laddertothemoonさんが言うところの「方言」とは違った「方言」を使う地域の「はてな」をある程度見ている(そういった地域も「はてな」の一部だと思っている)からかもしれない。
laddertothemoonさんがいうところの「わからない」「方言」「プライド」「選民」といった言葉と比較されている(そうではない、と規定されている)サービス、言葉、システムというのはどういったものなんだろうか。
(と書いたものの俺が気になっただけで、別に「明らかにせよ!」と迫っているわけではないのであまり気にしないでください、とフォローを入れておく)

*1:根本から"わからない"人や"わかりたくない"人にすら

*2:いわゆるはてな方言が収録されています