世代の話

若者殺しの時代 (講談社現代新書) - はてなキーワード
を読んでいて81年生まれの俺は色々と思うところがあった。
世代的に考えると、俺はこういった80年代文化をギリギリで記憶できている世代に属するのだと思う。具体的な事例に関しての記憶はあまり無いのだが、「今見ているものはいつか変わるものだ」という実感というか空気のようなものの記憶だけは持っているように思う。そしてその感覚と90年代、00年代は違うものだ、とも思う(というか、俺がここ数年ものすごい勢いで発揮している"俺の生まれる前""俺が物心付く前"への興味というのはそこらへんが原因だとしか考えられない。)
と、書いてしまってから思ったが、こういった考え方は安易な世代論→カテゴライズして安心みたいになるのでイカンとか思った。それでもやはり、俺の世代も含めて「80年代的なもの」への視点が欠けた世代というのは今現在かなり巨大になっているわけで、そこは意識していないとまずいと思うし、実際に若い人や"疑い"という概念をどこかに捨てたような人を見ていて時折俺が抱くネガティブな感情というのはそこに起因していると思われる。