消費者(下書きあるいは自分への手紙)

永田泰大はゲームを作っていないし*1山際淳司は野球が上手いわけではない。
両者とも好きなものはいいというし、嫌いなものはだめだという。
俺は彼らを尊敬してある意味神格化しているけれども、それは結果としてそうなっているだけであって、「尊敬しているから特別扱いしよう」と思ってそうしているわけではない。「ものすごく上手にやればあのようなもの(人)になるのだ」という基本的な考え方があるだけである。
それは自分が好きなものに対する礼儀のようなものであるし、同時に、それら好きなものを後から追うもの、あるいは新たに現れる好きなものの可能性をスポイルしないために、そうしている。
そういったものを持たないままに、あるいは「特別扱い」で除外して、自分が好きなものの存在や可能性を否定してしまう物言いというのは、その物言いをする人にとって大変不幸なことであると思う。

*1:あ、製作協力はしてたな。