敵を作ること

なんか繋がったので繋がったまま書く。


とある集団や属性に適当な理屈をくっつけて仮想敵化してボコボコにするのが(一般的に)楽しい行為で、(俺から見て)死ぬほど見苦しいのはわかった。そういうのを「見苦しいねぇ」と眺めるのは(俺から見て)それなりに楽しい。いまここ。そしてその俺が見ているものも、簡単に仮想敵化するだろうと思われる。


そこから脱出しようとすると当事者にならなければ始まらないような気もする。けどそれはかなり無理っぽい。この不可能感の原因が自分の中の何かなのかは全くわからないが、恐らくずっと変わらないように思う。自分が非モテ関連を見ていて本当に共感する部分はここにある。というかここしか共感しないから男女戦争みたいになっちゃうと微妙。


そんなわけで当事者になるのは不可能ということになる。でも見ようと思えばなんでも見られる世界なので色々なものを見たい。そして見たものに対してウダウダ語ってみたいとも思う。それがただの消費だとしても、ぐるぐる回ってバターになるだけだとしても、回る事そのものに楽しさを見出す事は可能であるはずだし、結局バターになったとしてもそれを掬い取ってホットケーキにしておいしく頂いてくれるサンボがどこかにいるはずなのだ。どこかに。そして自分はサンボの血となり肉になる。それでいいと思う。