ネットイナゴ関連色々

徒然なるままに〜さんのところのURLが一個ずれてたので追加しました。
ポイント送信してくださった方、ありがとうございました。
最後の方に少し追記。


断片部でやり取りがあったのでこっちに記録。
2006-08-18 - ふり欠け - 断片部
投稿という行為は同じなんだけど動機や求めるものが違ってくるということか。ここらへんは投稿する側だけではなくて、採用基準と採用する側も考慮にいれないといけないような気がしてきた。俺が読者投稿にあってwebに無いと感じている「採用者」*1の存在にも繋がっていきそう。


あとここらへんの問題で記憶に残ってたのがあった
ワナビー・マジョリティ或いは媚強派 - 量産型ブログ
ワナビー・マジョリティというのがイメージにぴったり重なった。イナゴよりも実はこの記事の方のイメージが強い。
ブクマで発掘されていたこういうのも
人口の多いコミュニティーに属せるんじゃないかと漠然と思っていた - ARTIFACT@ハテナ系
あと参考になりそうな自分のブログを炎上させてみた例
http://www.brionac.org/archives/2006/08/flaming01.html
http://www.brionac.org/archives/2006/08/flaming02.html


ここらへんを踏まえると
ネットイナゴとコメントスクラム - 気持ちの集合を指差して笑え? | デジモノに埋もれる日々
これなんかはある意味で「数のパワーゲーム」を気にしすぎているので妙な2ch擁護に見えるのかもしれない。俺はどっちかというと、大小善悪よりもレスポンス可能性だとか過去(というかコメントした人間そのもの)がわかるの可能性のほうが気になる(断片部で書いた内容もここらへんが根っこ)。そういった要素は考慮せずに数のパワーゲーム重視で行動しようとするとネットイナゴ的になるんではないかな、というのが今のところの推測。

似たようなところで少し気になったのが
何とかイナゴ - なつみかん@はてな
「イナゴと呼ぶ人々はこういう人」というイメージが、デジモノさんの方だと「数の多いほうが悪という人」で、こちらだと「匿名だと悪という人」になっているのが面白い。俺はあまりこういうイメージを持たせる人の文章は読んでいなかったのだが、ざっくばらんな言葉な以上そういう風な使われ方もされているのかもしれない。


俺の記憶によると、「ネットイナゴ」が言われ始めたのが
はてなブックマーク - サヨナナ: こっちが正論なんだから他人を粛正して良いのだと妙に強気になり、オピニオンリーダーに追随して死に体になった弱者を徒党を組んで平気で踏みつける『理論派の』人々が嫌い
http://replica-love.jp/sayonana/archives/000654.html
ここらへんの話で、実はデジモノさんが言う「数が多いと悪」というのではなしに「善っぽい雰囲気になると数が多くなってしまう」というところから話がはじまっていたような。そこが忘れられて多少違ったニュアンスで「ネットイナゴ」が使われるようになっているという話だろうか。んーでもまあ今回の話はまとめサイトとかそこらへんの話も絡んできてしまうので一概には言えないな。

追記:
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://b.hatena.ne.jp/entry/http://replica-love.jp/sayonana/archives/000654.html

brainparasite ネットイナゴ はてなではnaothさんの方が早かった模様。(ググるともっと昔からあります)

brainparasiteさんが言うように、言葉そのものとしては相当前から使用されていると思うので、上に書かれている内容は起源や原義というわけではありません。ただ、サヨナナさんのところで盛り上がった話題は単純な二項対立ではなく(実際、ブックマーカーや書いたサヨナナさん自身も射程に入った話題だと思っています)、その中で出てきた単語としての「ネットイナゴ」が(web上に)残っていって欲しいなあ、と思いつつ書きました。というエクスキューズ。

*1:絶対的な神的存在ではなくて、競技の審判的な存在