「典型的」という表現に関して

「一般的な」ではなく「様々な事例やイメージあるいは偏見が抽出、凝縮された」的な意味の方が近いように思われます。

という注を入れたんだけれども、比喩で言っちゃうと「最小公倍数」or「最大公約数」という話なのかな、と思った。
「こんな人がいる」「こんな事例があった」を積み重ねていって、最終的にそれらが全部含まれる最小公倍数的な表現をしてしまうとグロテスクなものが出来上がってしまう。世の中の「日本人のイメージ」を全て盛り込んだ日本人像を形にしたら意味不明なものができるよね、というような。
とはいえ厳密に最大公約数を求めてしまうと一部の人論みたいになっちゃってとらえどころがなくなってしまうという話か。難しいところだ。