やりこみ観について
http://d.hatena.ne.jp/Agguy0c/20061226/1167122299
本題とは関係なくて申し訳ないのだがコメント欄で少々気にかかった部分があるので少し書く。
おれは「仕様」をゲーム内ルールと捕らえるのでPKされようが盗まれようが構わない。いや、構うんだけどそれはゲーム内での都合の話であって、それをメタ視している俺としては「むかつくけど面白いゲーム」という感想を持つ。だからトータルでは問題ない。むしろ好ましいとすら言える。
でもバグ技については、仕様の捕らえ方で分かれる。
「PKは明らかに制作側が意図的にそうしてある仕様」と言う考えと
「ゲーム内で出来ることはすべて仕様だバーカwwwwっうぇw」という考えと。
となってしまうのがどうも腑に落ちない。いや、過去にゲームを散々バラして製作者の意図を超えた遊び方をしてあまつさえ雑誌投稿とかしてた俺の品性が(俺は別にそう思ったことはないつもりだけど)「ゲーム内で出来ることはすべて仕様だバーカwwwwっうぇw」といった表現をされるべきものであるというのならばそれは仕方がないので申し訳ないんだけれども。
仕様であるかないかの判断、というかそれを修正するか否かの判断は製作側が決めることで、もっと言えばそこで修正されるか素通しされるかは、ユーザーが感じる「ゲームとして面白いか否か」が基準になる*1。なので、PK云々はいいとしても、仕様の二文字が出てきただけで何故「ゲームとして面白いか否か」のチェックを外せるかがよくわからない。仕様にのっとっていてもつまらんものはつまらんし、仕様とされていなくてもそれがゲームとして面白みを増すものなら採用してもいいのでは。
もっと突っ込んで言うと、「仕様ではないのでやらない」という考えでプレイしていると、製作側が基準にする(と思われる)「ゲームとして面白いか否か」のサンプルとなることを放棄している分だけゲーム製作側に対してメリットにならないのでは*2。仕様であろうがなかろうがプレイすることは出来るし、そしてなによりプレイしたあとで「このプレイ方法が最も面白い」とユーザー側で規定することは可能だし、そうしたプレイをすることで製作側もユーザーの望むゲームというのがわかるというもんだと俺は思うのだけれどもいかが。
まあここでいう「ユーザー側で規定する」という部分が「規定したくてもできない」だったり「規定する気概(気力)がない」だったり「規定できるけどめんどくさいからわざわざそうまでしなくても競えるようにしてくれよ(くっちゃくっちゃ)」だったりするんだろうからそこらへんを理解しないわけではないんだけれども、「仕様」を錦の御旗にして「デバックプレイ*3のデータ提供」すらやらないような手を動かさない正論君が溢れやすいネットではあんまり面白くないんでないの、と。よし繋がった!(そんな無茶な)