ゲーム小説

id:cuttlefishmk2さんのところから(環境上idのみでリンク)
ゲームの快楽みたいなものを描いた小説はあんまりないんではないかという話。
ブクマと追記で「麻雀」「孤独」というキーワードが出てきてあーここらへんだなーと思ったので書いておくと、「ゲーム小説」はだいたい「ゲームを媒介にした人間のあれこれ」になることがあってそれはそれで面白いけど、ゲームそのものではない、と。
で、麻雀漫画なんかはゲームそのものなんだけど、これは人対人のドラマな面があって、ビデオゲーム特有の「プレイヤーとモニター(とプログラム)」の関係、というのが無い、てことになると思った。孤独、と呼んだものに近いと思う。
自分がブクマで書いた「vsシステム」というのもそういうことなんだと思った。
で、俺が知ってるのでこれに近いのは(いやまあそのまんまなのがどこかにあるのかもしれんけど)、山際淳司のスポーツに関する文章の、中でも個人競技(陸上とか)がそうなんではないか、と思った。
インタビューと、結果を淡々と描写する形になってしまうところがノンフィクションの限界ではあるんだけど、描いているものはそういうことなんではないかなあ。

あ、淡々て書いたけどそれは脚色がないという意味で、ものすごく読ませてアツい文章を書く人なので未読の人は是非読め。