ゲ話2集がやばい
五年前の本である。昨日書くついでに読み直していたが五年経って改めて気付いた。
- 作者: 永田泰大
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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昨日の関連でいくと、八谷和彦氏*1との対談がDSのヒットを完璧に予言していて恐ろしい。できるだけ絞って抜粋してみる*2。語尾とか適当に省略。
八谷
「"やらなくてもいいゲーム"*3を作ろうと思っていた」
「ゲームとアプリケーションの中間のものを作りたいと思っていた」
「その中間にみんなが手を出していない金脈のようなものがあると思う」
永田
「モニターの外に残るものがそこに含まれていると、人はスッとそこに入っていけるのかな、と」
八谷
「友だちができるとか、彼氏や彼女ができるとか」
八谷
「だから最近自分が何に危機感を覚えたかというと、『どうぶつの森』なんですよね。」
「「やべっ、任天堂が本気でここに来たら負ける!」とか思ってて(笑)」
五年前である。抜粋部分以外にも、「ネットやケータイに時間を奪われる」という非常に強い意識が読み取れるあたりも恐ろしい。
他にも
- 宮本茂氏「「まだゲーム作ってるんちゃうか?」と山内社長(当時)に言われた」
- 伊集院光の恐ろしく濃い雑談。
- ホリ電気の人が「植毛コントローラを開発しようとしポシャった」顛末を語る。
- ベテラン編集者との「ゲームとどう付き合っていくのか」論みたいなの。
- 著名ゲーム関係者たくさん
- などなど
なんで五年前の本を普通に宣伝しようとしているのか俺は。
というかここ数年の俺は本当に腐っていたということがわかってちょっと凹んだ。
後一応書いておくと、前回今回の抜粋内容からするといわゆる「ゲームらしいゲーム」について語られていないような印象を持たれるかもしれないけれども、「そういう流れがある。でも・・・」といった感じで、「ゲームらしいゲーム」について突っ込んで語られているものもあるので、そういうゲーム好きで未読な人がいたら読むと幸せになれます。