それって○○

汚される覚悟無しにweb上に公開された他人の創作物に「それって○○(既存作品)?」と口を出してはいけない。 - 有給の風邪伝説。
「それって○○」を発動する人の意図に関わらず、「○○」を持ち出すことに意味はありや?という風に読んだ。

確かに点と点を繋げてそれだけで何かをしたような気になってしまうケースには面白みも何も無いとは思う。のだが、

その最低ひとり以上の誰かが「これは素晴らしい!」と認識し、なんらかのきっかけでその作品が○○なる作品の影響下にある、などと知れば、彼または彼女は ○○に触れてしまうだろう、そして「○○は素晴らしい作品だ!」と認識してしまう可能性もあるだろう。決してゼロではない可能性、あなたはそれに耐えられるのか?

ここでいうゼロではない可能性を生んでいる自覚がちょっとばかり自分にはあるので*1、発動する人の意図に関わらずガンガン発動させて欲しいと俺としては思う。まあ面白みのないケースに出会う確率も多少は増えるだろうがそこはスルーしておけばよろしい、というスタイルなので。


そして元の文に一つだけ付け加えることがあるとすれば、「それって○○」が発動される時の感情は好き嫌いの二択に分けてしまうのはちょっとばかり乱暴に過ぎる。
好意的だろうがその逆だろうが否応無く滲み出てきてしまう「○○」というものはあるし、自分からするとその瞬間はとても良いものだと思う。
夏休み読書感想文『小説のゆくえ』(筒井康隆、中公文庫) - ファッキンガム殺人事件 - ファック文芸部

その上で

わたしは期待している、○○が徹底的にファックされることを、望んでいる。

には全く同意する次第である。