膚の下(下)

膚の下 (下)

膚の下 (下)

よんだ。
http://d.hatena.ne.jp/setofuumi/20070604#p2
上巻こっち。
下巻に入って結構淡々と展開していく感じ。上巻でだいたいのノリが把握できているからそう感じるのだろうか。でも無駄に長い感じはしなかった。
「なにを創るのか」もそうだが、「お前の幸運は、おまえ自身が祈るがいい。」というセリフが繰り返し意味を持たされていく様がだいぶ良かった。単純に伏線が回収される、というのではなく、意味が何重にも上塗りされていく感覚。
前二作を回収する話でもあったみたいだが、新鮮に読めたのでそれはそれでオッケー。そのうち前作も買って読みたい。良い読書であった。